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アーユルヴェーダの叡智

Date 2020.02.04

アーユルヴェーダとは

アーユルヴェーダはサンスクリット語で「生命」を意味する「アーユス」と「知識・学」を意味する「ヴェーダ」の複合語であり、世界三大伝統医学のひとつです。アーユルヴェーダ医師(BAMS)資格はインドでは国家資格です。医学のみならず、生活の知恵、生命科学、哲学の概念も含み、治療のみならず、予防、健康の維持・増進、若返り、幸福な人生、自然との調和の中にあらゆる生物の幸福までをめざすものです。

アーユルヴェーダは5000年以上前に「アーユルヴェーダは幸福な人生のための総合的医学体形」であるということを明言しています。一人一人が忙しい日常生活の中でも、心身ともにバランスがとれた自分自身でいられることを手助けしてくれる、古代からの優れた生命科学の智慧です。アーユルヴェーダの古代から智慧は、最先端の科学でも徐々にその正しさが証明されてきています。

例えば最近の研究で「腸」の健康が精神疾患にも影響したり、癌や糖尿病、アレルギーなどあらゆる疾患に影響があるということがわかりましたが、アーユルヴェーダでも全ての病の元は「腸と消化力」にあると説き、様々な予防・治療があります。

また世界最古の外科手術はアーユルヴェーダで行われたとされています。何千年も前に戦争で鼻をそがれた人の外科整形手術の記録もあります。心臓から血液が体内を循環しているという事実が西洋医学で提唱されたのは17世紀ですがアーユルヴェーダの古代経典にはすでにその事実が書かれています。植物・鉱物までをつかった優れた薬学知識を有するアーユルヴェーダは現在製薬の基礎となっているといわれています。

アーユルヴェーダは、心、身体、魂、行動や環境含めた全体としての調和が、健康にとって重要とみます。このような心身のバランス・調和を重視する考え方に基づいた生命科学は、危ういバランスの現代に生きる私たちが生きていく上での大きな智慧となります。

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