It Is Not How Much You Have 持ち物があなたの価値ではない
「あなたがどれだけのものを持っているのかではなく、あなたがどのような行いをするのかが重要である」-この言葉は多かれ少なかれ誰もが耳にしたことがあるでしょう。
80年代に、人間の生活の中での優先順位はなにかが逆転してしまったと感じています。以前は大切にされていた「ものに固執しない」「よい行いをする」という美徳が、残念ながら特に現代の社会においては軽視されがちです。現代社会の生活では、誠実さなどより、お金と快適さが優先されてしまっています。正直であること、シンプルであること、これらの大切なものを取り戻しませんか?
テレビ番組や映画、音楽などのエンターテイメント業界、ファッション業界は過剰な消費をあおります。もっともっともっと!(インテリア&フィルムデザイナーのトニー・デュケットの作品は例外。)
今の世の中でも、生き方を本当に知っている人に出会った場合、彼らの人生はとてもシンプルなものだと気づかせてくれます。満足することの静かなエレガンス。持っているもの、家、食べ物、本、インテリアや花の配置など、生活の中のすべてにおいてひとつひとつ熟考し計算し尽くされているのです。
大金持ちになることは、必ずしも人生で成功しているとは言えないかもしれません。好きな仕事に熱中する、夢中になって勉強をする、めいっぱい料理をする、身体のメンテナンスをきちんと行う、他人を助ける、知識をシェアする、身だしなみをきちんと(エレガントに)する、そういったことが人生を豊かに導いてくれると考えています。