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インド最大の祭事、ホーリー祭りとは?その魅力と歴史についてご紹介!

Date 2022.03.16

ホーリー祭りとは毎年3月に行われ、インド最大の世界一カラフルなお祭りと言われています。2022年は3月19日(土)だそうです。そんなホーリー祭りの由来の一つとも言われているのがヒンドゥー教の神様、クリシュナの伝説。そのクリシュナが描かれたWELLBEING TOKYOのクリシュナ神のアートピースとともに紹介します。

ホーリー祭りの歴史と魅力とは

ホーリー祭りは元々豊作祈願のお祭りでしたが、その後クリシュナ伝説など各地の悪魔祓いの伝説などが混ざって現在のようなお祭りになったと言われています。

最大の特徴は色粉や色水を掛け合い、最後は「ハッピーホーリー!」と言いながら抱き合います。全身がカラフルに染まる人々の姿を見た事がある方もいらっしゃるかもしれません。

ホーリー祭りの最大の魅力はカラフルな色

ホーリー祭りで使われるカラフルな色粉はカシミール地方の伝承で邪気を払う為に汚物を投げつけたことがルーツとも言われることから、黄色は尿、赤は血、緑は田畑を象徴すると言われています。このカラフルな粉をかけあって邪気を祓い、「ハッピーホーリー!」と抱き合うのです。この時期にインドを旅する時は注意が必要です。なぜなら観光客だろうが、仕事中だろうが、容赦無くカラフルな粉をかけられるからです。

ホーリー祭りの由来の一つ、クリシュナ神のアートピース

ホーリ祭りのカラフルな色粉のイメージにぴったりなカーネーションを見つけたのでインドのヴィンテージのパーンダン(ボックス)に生け、錆鉄台座に乗せて、クリシュナ神のアートピースと合わせました。クリシュナとは「黒い物」「濃い青」という意味で夜中に真っ黒な身体で生まれた事が由来です。この額の中のクリシュナも濃い青で描かれています。

ホーリー祭りの由来の一つ、クリシュナ伝説とは

ヒンドゥー教の神々の中でも最も人気があるクリシュナは数多くの逸話があり、悪の宿敵カンサ王を倒したとされ、また16000人もの妻がいたとされるのもその一つです。クリシュナ神をまつっているShrinathji寺院で作られたこのピチワイ布のアートピースは、人々がクリシュナの物語を伝える為に家に飾ったオリジナルの額ごと額装し、当時の雰囲気をそのまま感じる事ができるようになっています。

よく見ると何重にもかけた長いパールのようなネックレスや羽飾りのついたヘッドピース、お花やビーズで飾られた長い髪先など細かな彩色でクリシュナ神はとてもファッショナブルです。

 

ホーリー祭りの魅力はファッション業界へも

ファッションプレスの記事に世界的デザイナーであるドリス・ヴァン・ノッテンが22SSのウィメンズコレクションでホーリー祭りにインスパイアされたコレクションを発表し、「自由な日常が戻ってきたことへの歓喜と、喜びの共有。感情を爆発させるかのごとく奔放かつ大胆に駆け巡る、高揚感や躍動感を鮮やかな色とともにデザインに落とし込んでいる」コレクションと紹介されていました。

色が重なり合い動きのあるフリンジをあしらったドレスや、色水が滲んで広がっていくようなスーツなど、ファッションプレスの記事で写真が紹介されています。カラフルで元気なコレクションはまさにホーリー祭りのイメージそのもの!インドの伝統的な行事がこうして世界的なラグジュアリーブランドにも取り入れられ、モダンに表現されていることは大変興味深いです。

ホーリー祭りの歴史と魅力、いかがでしたか

今回はクリシュナ伝説が由来の一つとも言われるインド最大のカラフルなお祭り、ホーリー祭りの歴史と魅力をご紹介しました。今は少し難しい世の中ですが、いつかは現地でカラフルな粉にまみれて邪気を払いみんなでハッピーホーリー!と抱き合ってみたいものです。

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