ヒュッゲ HYGGEをもって i-houseのカフェに
デンマークの世界的ベストセラー
HYGGE ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」の作り方、こちらのほうはデンマーク発、世界的ベストセラーなのでご存じの方も多いかもしれませんが、デンマーク語でちょっと一言では翻訳できない「人と人の温かいつながりをつくる方法」とか「お気に入りのものに囲まれて過ごす幸せ」とか「キャンドルのあかりの側でココアを飲む幸せ」とか、そんな自分のセーフスペースで、居心地がよくて、ほっこりと幸せな空気や経験を指す言葉だそうです。
挿絵も写真もとても綺麗で見ているだけで楽しくなってきます。書いてあることはいたってシンプル、そうそう、そうだよね、と読みながら思わず頷いてしまうようなことがたくさん書いてあります。でもすこし忙しくなるとなおざりになってしまうような事がとっても大事なことなんだなあ、とちょっとはっとしたり。
国際文化会館のカフェはお気に入り
ちょっとアイデアが煮詰まってしまって、夕方この本を持ってお気に入りの国際文化会館、通称i-houseのカフェに行ってみました。梅雨のこの時期は緑がいっそ濃くなってとっても綺麗。私は1週間に1回はここのカフェに立ち寄るぐらいお気に入りです。ケーキ食べるつもりはなかったのですが、アメリカンチェリーのタルトがおいしそうでつい注文。
このヒュッゲの本にも「ケーキはヒュッゲの代名詞」という文章が載っているのですが、デンマークの人もケーキが大好きだそうです。コロナ自粛生活で太ってしまってなかなかもとに戻らないのですが、こういう時は頭にも糖分、気持ちにも糖分が必要。
「幸せはお金で買う事はできませんが、ケーキなら買えますし、どちらもさほどちがいはありません。少なくとも、私たちの脳はそう考えているようです。」 引用 HYGGE 何を食べ、何を飲むか
ふふふ、でも本当に美味しかった、この時はまだ自粛明けすぐだったのでお店で食べるケーキは。
国際文化会館 i-houseはHYGGEにぴったり
美しく知的な近代建築&お庭
そしてこちらi-houseのカフェはHYGGEにぴったりな場所です。i-houseこと国際文化会館は1952年に創設された日本と世界の人々の間の文化交流と知的協力を通じて国際相互理解の増進を図ることを目的に、創設された由緒正しい会員制のクラブでもあるのですが、一般の人も普通に入れる六本木のど真ん中にあるとは思えないような緑豊かな美しい施設です。
旧岩崎小彌太邸で建物はコルビジェの弟子が建てた建物や近代建築としても美しく、お庭も京都の有名な庭師の方が昭和初期につくった庭園ですが、入り口を入るとすぐにひろびろとした芝生のルーフトップがひろがり、その下にゆったりとした日本庭園となっていてなんだかどことなく知的な雰囲気漂っていて建物にはいった瞬間からとってもいい空気が漂っている空間です。
「いま」「ここに」
自分の心の心地良いと思う感覚に忠実に。そして今、ここにを大事にするヒュッゲはとってもマインドフルネスですね。世界一満ちた足りた時間の国デンマークのヒュッゲに癒されました。
Rika Taniya